Forever love〜あおぞら〜

「舜とかが里奈は絶対誰とも付き合わねえって言ってたから。」


「そうなんだ…。」



はやく家についてほしい。あたしは歩くスピードをはやくしたんだ。



さっきの沈黙が嘘みたいに友哉は会話を止めない。



「お前、変わったよな。」


誰だって変わるよ…



「友哉は本当変わってないね…ッ…。」



あたしが好きだったころの友哉と…


「里奈？」



「友哉ってさ、昔から人が聞かれたくないこともズバって言って、聞きたくないこともズバって言う…ッ…少しはさ………」



やばい…また涙が出てきた…

はやく家についてよ。



「わりぃ。でも俺…」

「お願いだからそれ以上言わないで…。お願いッ」


友哉と話してると友哉を好きだった頃の記憶が蘇ってくる。


友哉のことまだ好きだと実感したくない。


友哉がいないあいだに、汚れたあたしを友哉は好きなんか言うわけない。

あたし、逃げてる…



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