Forever love〜あおぞら〜
「ごめん。ここでいいから。ありがと。」
「俺ん家、お前ん家の方なんだけど。」
友哉の声が低い。
そりゃ怒ってるよね。言いたい放題言っちゃったし。
「ねぇ?友哉?あたしね、友哉の事好きだったよ。」
好きだった。今はちがうよ。違う。
自分に言い聞かせるために友哉に言った。
「え…あぁ。手紙に書いてあったし。」
「でもね、今は昔とは違う。あたし、だれも好きにならないって決めたの。それが彼氏を作らない理由。以上!バイバイ。」
もう嫌だ。友哉と再会して友哉に好きになってもらいたいっていう気持ちが少しでもあったあたし……
嫌だ…
「里奈…」
走るしかなかった。
逃げるしかなかった
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