Forever love〜あおぞら〜
「なんで…ッハ…なんで今言うかな…」
俺の方を見ないまま里奈が発した言葉。
「里奈…」
「…遅いよ…あたし…ッ」
遅いなんて、今日一日の里奈を見てたらわかる。
でも、でもな…里奈…
「今だけだよ…。あたしの過去を知ったら友哉は幻滅する。だから、今のはなし♪」
「幻滅って…」
「昔みたいにあたしは友哉と一緒にいる資格がないってこと。じゃぁね。ばいばぃ…ッ」
里奈…
涙を堪えながら、走っていった。止めることなんてできなかった。
幻滅…
何があったんだよ…俺が居ない間に…
里奈…
里奈の家の前を通ると、昔となにも変わっていなかった。
ただ、電気が一つもついたない。
昔はすげぇ賑やかな家だったのに…
―翌日―
「くそ…ねみぃ…」
昨日の里奈の顔が目に焼きついてて眠れなかった。
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