Forever love〜あおぞら〜
「友哉君、里奈がどうして昨日みたいにふるえてたのかはわかるよね?」
「男が無理なんだろ?」
なんで男が無理になったのかは、全くわかんねぇけど。
「里奈、話してないんだね。友哉君に。」
「有里ちゃんは知ってんの?」
まぁ、知ってるだろうな…
「中学から里奈と居てさ、里奈すごいモテまくってて、先輩達にも告られてた。」
「あいつ、小学校のときもモテてたしな。」
「なんか凄い人気のある先輩からも告られてて、いつからかはわからないけど里奈、付き合いだしてた。親友のあたしに内緒でだよ?!ひどいよね(笑)」
有里は思い出すように話す。
「でもね、付き合いだして一年かしたくらいだったかな…里奈が笑わなくなったの…」
「笑わなく?」
「うん。里奈の笑顔って、見てるだけで安心感が生まれるみたいな感じがするの…でも笑わなくなった…」
「うん…」
そんな前から里奈は作り笑いばっかりしてきたってことかよ…
「笑わなくなったと同時くらいに、男子が里奈にあたったり、触れただけで、里奈怖がるようになってた。」
昨日の里奈か…
「あたしが言えるのはそのくらい。友哉君なら何が原因かこれだけでわかったよね?」
「あぁ。」
先輩…
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