Forever love〜あおぞら〜


「先輩の部屋ってもっと沢山ものがあるようなイメージだったけど…」


「ちがった?」


先輩はあたしの隣に来て言った。

あたしは心のどこかでドキドキと不安さを感じながら頷いた。



「な〜なんで俺ん家に来たくなった?」


「なんとなく…先輩と居たかったから…」


あたしの素直な気持ちだった。



──チュッ


先輩は照れた顔をしながら軽くキスをしてくれた。

そしてやさしく抱きしめてくれる。


そんな先輩が大好きだった。


友哉の事は頭のどこにもなかったと思う。


本当に先輩が好きだった。


「里奈みたいな子に言われると男は誰でも抱きしめたくなるよ。ははっ…」


「え…あ…」



抱きしめてたと思ったら先輩があたしの上にいた。


ベッドの上にあたし、そのあたしの上に先輩。


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