いつも君を想う
『教室はいろか。』
『うん。』
皆いっせいに、優達の事見てきた。
『皆の翔先輩とったくせに、よう学校これるよな。』
あぁ、また色々言われんか。
もう、しんどい。
嫌。
『あんたら、優の事知らんくせに、しょーもない事ぐちぐち言うなや。優の何知ってんの?あんたら見てたら、うちめちゃ苛々するわ。皆の翔先輩?翔先輩は、翔先輩の物やねん。てか、翔先輩が、優に告ってんから文句あんねやったら、翔先輩に言うたら?言われへんのやったら、優にも言うなや。もし、まだ何か言いたいんやったら、翔先輩かうちに、言うといで。相手したるから』
京、ほんまにありがと。
京には、ありがとしかないわ。
感謝しても、たりひんくらい。
『京、ありがと。優、屋上いって考え事してくるな』
『後で、いくわ』
頷いてから、教室を後にした。