いつも君を想う
『そっか。それならいい』
言いたくないってわかってくれたんか
京は、それ以上何も言ってけえへんかった。
『さあ、京呑もかあー』
しんみりした空気が嫌やったから
京に言った。
『呑むぞー。そして、酔うぞー』
京やっこい。
あー今日も呑まされる感じやんと
思いながら
『呑も呑も』
って言った。
『優どーぞ』
京が酒コップに入れてくれた。
『ありがと』
一気に呑んだ。
『やっぱ最初に一気はあかんかったわ』
くらくらする。
『優一気したからうちもするー』
しやんでええのに...
『はいはい』
『優ー。酔ったかもかも。へへっ』
おいおい。
早いやん。
やめてほしいー
『はやいって』