ぽっちゃりな彼

「武藤さん、おはよう。」


ああ・・・その笑顔・・・
反則だよぉ～・・・


この笑顔を私だけに向けてほしい、
誰かのモノになんて、なってほしくない！！


私は彼の笑顔に顔が緩んだと思えば、
今度は真剣な顔で首を横に振った。


そんな私に市木くんは
首を傾げ不思議そうな顔をしている。



その笑顔誰かのモノにならないよね？


不安になった私は強行手段に出た。



「市木くん、私、
あなたが好きなの。」


「えっ！？」


「大好きなの！！」


私は彼の首に腕をまわし、
強引に彼の唇を奪った。