刈り上げBoy上々。
その日の放課後。

部活も終わったし、葉月と帰ろうかなーなんて思いながら帰る支度をし、葉月を迎えに行った。

その時。

「ちょっとぉ葵ぃ、待ってよぉ。。」
「ったく。しゃーねーな。藍花は。早くしろよ。」
 という、天音の声が。

ちょっと気になって覗いてみると。。。


   ズキン・・・ズキン・・


 そこには、手をつなぐ女の子と天音の姿。

 ひとつ・・ふたつ・・・みっつ・・・
 とめどなくあふれる雫。

  『気付いたらもう遅いって時もあるんだからね?』

 今更葉月の言葉を思い出す。

 ああそうか。
 あたしは


    天音葵のことが  


     好きなんだ。
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