ひっきーの救世主✝

3章 篤志side

あーあー、梨乃ってなんであんなに
鈍感なのかな・・・。
早く気付かないものか・・・。
気付けば、普通に話してる僕ってすごいかも。

―――――――・・・
―――――・・・
――・・・

今日から僕も高校生か・・・。
4月1日、新入生のみんなが門をくぐっていく。
あー、また勉強がはじまるんだな・・・。

クラス発表の紙をみると、
1年D組 田中篤志

僕はD組か・・・。

教室へ行くと
友達も誰もいないみんなが
緊張してガチガチに固まって
椅子に座っている。
すると、教室に先生が入ってきた。

「はい、今から入学式なので並んでください。」


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