密フェチ†白衣の下

「君は

パティシエールだったのか···」



店を閉めた後の厨房で、彼は…私の白衣を脱がせた。


「ずっと、こうしたかった···」

彼の長い指が、私の中に埋まる。

私の胸の赤い実に歯を立てながら…。



白衣を脱がせたかったのは、私も同じ。

ストイックな白衣の下から匂い立つ、『男』に欲情していたから。



「じゃあなぜあの時何も言ってくれなかったの?」

「患者に一目惚れしたなんて、体裁悪くていえるか」


硬派な見かけによらず、甘党らしい彼。

「君の体は、甘いな」

私が濡らした指を、彼は長い舌でゆっくり舐めた。



「好きなだけ、食べてくれていいのよ。そのかわり、私にも…」

そう言って、私も“彼”を口に含んだ。




その夜―――


私達はおたがい白衣の下に隠された、その甘い蜜を…―――

思う存分に味わったのだった。





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