囚われ姫~今宵降りゆく星屑は~
「刹那と俺は付き合ってるから」
「ちょっ…何言ってんの」
東京駅に着いて少し4人で話した後、西館くんが高らかに宣言した。
付き合ってなんていないのだが、目の前の綾ちゃんたちカップルにはあたしがただ単に照れてるだけにしか映っていない。
多分どんなに言葉を尽くしても、目の前のラブラブカップルはあたしを信じてなんてくれないだろう。
普段変わらない秋元くんの仏頂面が、やけににこにこ顔に見えるのが何よりの証拠だろう。
「付き合って…ないよ?」
あたしのそんな言葉は綾ちゃんたちには聞こえていなかった。
「ちょっ…何言ってんの」
東京駅に着いて少し4人で話した後、西館くんが高らかに宣言した。
付き合ってなんていないのだが、目の前の綾ちゃんたちカップルにはあたしがただ単に照れてるだけにしか映っていない。
多分どんなに言葉を尽くしても、目の前のラブラブカップルはあたしを信じてなんてくれないだろう。
普段変わらない秋元くんの仏頂面が、やけににこにこ顔に見えるのが何よりの証拠だろう。
「付き合って…ないよ?」
あたしのそんな言葉は綾ちゃんたちには聞こえていなかった。