囚われ姫~今宵降りゆく星屑は~
錨草
西舘くんから引き離されて数分後。
あたしの王子様は不機嫌さMAXであたしの手を引いていた。
「嬢チャン、この指輪どうだい?可愛いだろう?嬢チャン可愛いし安くしとくよ」
屋台のおじさんがたくさんのアクセサリーの中から1つの指輪を選んで見せる。
「可愛い…お花をかたどったデザインが良いですね!」
「そうだろ?これは錨草って言って恋を後押ししてくれるのさ。おじさんもこれで奥さん捕まえたんだ」
あたしの王子様は不機嫌さMAXであたしの手を引いていた。
「嬢チャン、この指輪どうだい?可愛いだろう?嬢チャン可愛いし安くしとくよ」
屋台のおじさんがたくさんのアクセサリーの中から1つの指輪を選んで見せる。
「可愛い…お花をかたどったデザインが良いですね!」
「そうだろ?これは錨草って言って恋を後押ししてくれるのさ。おじさんもこれで奥さん捕まえたんだ」