オークションの悪戯-イタズラ-
「あみ…ちゃん久しぶり」

「私いなくて何があったの?」

「何でもないよ、いつもと変わらない」

「じゃあなんで泣いてるの?」

「目にゴミが…」

私にティッシュボックスを渡す。

私は唇の血と涙を拭く。

「何かあったらいつでも言って?」

「ありがとう…

いきなり迷惑かけちゃってごめんね」

「ううんっ」

扉がガチャリと開く。

「未佐希さん、食事の手伝いを…」

「神田さん…ゆっくり憂子ちゃんと

話をする時間を頂いてもいいですか?」

「はい、疲れも取って下さいね」
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