オークションの悪戯-イタズラ-
「ま、愛されてると思うよ?」

「そう?」

「屋敷に置いてもらってるのも凄いよ」

「でもよく分からないことに

巻き込まれるし…」

「いい経験!」

私の背中をポンと叩く。

コンコン。

「はーい!」

「すみませんね、憂子。

私の推薦でもあるんですよ」

「神田さんが推してたんですよね!」

「そうなんですか!?」

「よく知っている子のがいいと

思ったので…」

「なんかそうすると面白いですよね!」

「ですね」

「ですねじゃないです!」

「そろそろ準備戻りますよ、

未佐希さん」

「はーい!」

「私も行きたいです!」

「じゃあついて来てください」

暁人さんの部屋の扉が少し開いている。

そこには裸のような格好の

伊原さんと暁人さんがいた。
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