オークションの悪戯-イタズラ-
私は神田さんの部屋で朝を迎えた。

私はベッドで寝ていて、神田さんは

ソファで寝ていたらしい。

天井とにらめっこした状態で考える。

私、先生って言ったかな?

恥ずかしいこと言っちゃったかな、

何かが一瞬触れた気がするんだけど…

優しい何か。

そうしていると神田さんが部屋に戻る。

「お目覚めですか?」

「おはようございます」

「はい、おはようございます」

「私、昨日変なこと言いましたか?」

「先生…と一言呟いてましたよ?」

恥ずかしいな…

「他は…」

「あまりにも愛らしかったので

キスしましたよ?」

え?

「嘘…ですよね?」

「朝から嘘なんてつきませんよ」

神田さんがにこりと笑う。

本当…なの…?
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