オークションの悪戯-イタズラ-
どれだけぶりだろ、

自分の家に帰ってくるの

お母さんはいなくて1人だけど。

神田さんにはさみしければ来ていいと

言われている。

暁人さんからのスマホも置いてくる

べきだったな…

見る度に心配になって眠れなくなる。

玄関のチャイムが聞こえて、

外には大きな車が停まっていた。

暁人さん…とは思ったけど

まだ運転はできないはずだし

車種が違う。

扉を開けると

「久しぶり、今日は話があるの」

私の目の前には伊原さんがいた。

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