オークションの悪戯-イタズラ-
「私は貴方をわざと憂子に私に嫉妬

するように挑発したんです、

すみませんでした」

『キスまでしたのに』

「貴方が奪わなければ憂子は

私のものです」

『好きにしたら?』

「憂子、聞いてください」

「はい?」

「貴方の亡き父はマンション販売社の

社長なんです、沙里子様はその話を

していてあみさんは貴方の代わりに

外交をしていた、つまり貴方は

社長令嬢なんですよ」

「え!?」

「いい加減開けたらどうですか、

暁人様。憂子はもう貴方の婚約者です」

門が開いた。

「憂子、行ってらっしゃい」

神田さんに背中を押される。

「うん!」
< 137 / 140 >

この作品をシェア

pagetop