オークションの悪戯-イタズラ-
「すみません…」

「構いませんよ」

頭を寄せられ額に唇があたる。


「可愛いですよ、憂子」


だめだ、この人に

油断もスキもありゃしない。


「では行きましょう」

「はい…」


手を取られ歩き出す。
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