オークションの悪戯-イタズラ-
暁人さんの視線の先には私の鎖骨。

完全に狙われてる。

「もう寝ましょうよ、

遅くなりますよ?」

「最初っから言えばいいのに…!」

そうすれば押し倒そうとする。

そっちの寝る?じゃなあああい!

「もう出て行ってください!」

私は胸板を押し返す。

ビクともしない(泣)

「だからはい、そうですかで

いなくなるわけねーって…おい?」

私は気付いたら意識がなくて、

多分暁人さんにもたれて

寝てしまったんだと思う。

「そんなとこで寝たら襲うぞ…?」

クスクス暁人さんが照れていることも

知らずに。
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