オークションの悪戯-イタズラ-
「本当に急用なので」

「わかりました、俺は伊原さんと

御茶会を続けるから、じゃあ」

「はい、では」

私は荷物を持って外に出る。

取り敢えず暁人さんの

見えないとこまで行こう。

いつもの黒いカッコいい車じゃなくて

普通車が私の前に止まる。

「お待たせしました、憂子」

ラフな格好の神田さん。

いったい何がどうなっているのだ?
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