すき。すき。すき。


ぶんぶんと頭をふって
無駄な考えたちを
頭から振り払おうとする。

「ななみ?どしたの?笑」

「ほえ…?」

突然頭上から降り注いだ声に
私はなんとも間抜けな声を出した

「…ゆ、優希先輩っ!!!
お、おは!おはようございますっ」

「おはよう。」

とろんと甘いマスクで
優希先輩が微笑む。

やっぱり、かっこいい。

ぼぅっと頬が火照るのが
自分でも分かって、
私はうつむいた。

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