好きかもしんない[完]




「だから!あたしばっかりがドキドキするのなんて嫌なの!」




あたしはそう叫んでしまった。




いつきくんを見てみると口をぽかーんと開けている。





どうせ、ばかな女だって思ってるんだろうな。





「…もう、先に帰る…。」





あたしはこの場から逃げ去ろうといつきくんを振り切って出る。





< 119 / 220 >

この作品をシェア

pagetop