私のヒーロー=ヤンキー君☆


茉智ちゃんを見て、羽柴くんが驚いたように言った。
茉智ちゃんは羽柴くんから少し視線を外して、

「…だって、そういう奴の方が許せないじゃない。羽柴のことも誤解しちゃったし……い、嫌だったから…」

少し赤い顔をして言った。


「茉智、お前…可愛い反応もできるんやないか!!」
「はぁ!?何よ、人が悪かったって言ってんのに!心配した私が馬鹿だったわ!!背負い投げさせなさいよ!!」
「はぁ!?それはおかしいやろ!?ってか、茉智って柔道部やったんか!!」
「空手もやってたわよ?組手の方がいい!?」
「どっちも勘弁!!」


笑いながら、羽柴くんは龍雅の後ろに逃げた。



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