私のヒーロー=ヤンキー君☆
「お、羽柴。お前、男好きだったのか!!」
クラスの男子が、今の羽柴くんと龍雅の状態を見て言った。
「実は……って、んなわけないやろぉおー!!お前、ちぃと顔貸せやぁあ!!」
「うわ!?ちょっ、冗談だろ!?」
羽柴くんは乗り突っ込みをして、逃げるその男子を追いかけに行った。
「まったく……本当、騒がしいな。」
龍雅は目を細めて、溜め息混じりにそう呟いた。
「龍雅。」
「どうした、りま?」
「龍雅が話したくなったら、話してね。それまで、私何も聞かないから。」
「りま……」
龍雅の手が私の頬に触れる。
「りゅう、が…?」
「りま……」
だんだん近づく龍雅の顔。
急すぎて、頭がついていかない……
と、その時………