私のヒーロー=ヤンキー君☆


俺がそいつらに手を出さなかったことと、幸平に菅原、りまを巻き込みたくないことを言ったら、さっきとは全く違っていつも以上に大人しくなった幸平が俺に抱きついてきて、心配そうにいろいろと言ってきた。

それを見たりまと菅原のクラスの男子が、幸平に「男好きだったのか。」とちょっかいを出せば、関西人の血ってやつなのか?
乗り突っ込みをいれると、元気よくそいつを追いかけはじめた。

「龍雅。」

りまに呼ばれて振り向けば、心配そうと言うより、凛とした笑顔で、俺が話す気になったら話してほしい。それまで聞かない。と言ってくれた。


あぁ……

すっげぇ居心地良い。

りまの頬に手を添えて、りまが少し戸惑う中。
少しずつ顔と顔の距離が縮まって……


< 122 / 328 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop