私のヒーロー=ヤンキー君☆


「い…嫌っ!!」
「ちょっ、暴れんな…」
「嫌、だぁあっ!!」


ゴスッ!!


「うぐっ……!」

バタバタと暴れていた私の右足が、神崎さんのお腹に当たった。

「ってぇ…」
「あ、ご…ごめんなさっ…きゃあ!」

肩を強い力で掴まれた。

「やってくれるねぇ、りまちゃん?……女の子だからって、手加減せぇへんで?」
「うっ…」

急に関西弁になった神崎さん。

「本当、可愛くて食べちゃいたいくらい。」
「や、やめてください!!」


た、助けて…


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