私のヒーロー=ヤンキー君☆
「…ぐっ……くそっ…はぁ…」
龍雅の口の端に血が滲む。
脇腹を抱えて、片膝をついて肩で息をする。
「りゅ、龍雅…」
「りまちゃん…そんな顔しないでよ?」
「……触らないで!!」
神崎さんを睨んだ。
「……可愛くねぇなぁ!」
「可愛いと思ってくれなくて結構です!!人質とらないと龍雅を呼び出せないなんて…卑怯じゃない!!」
「…チッ…黙って聞いてりゃ言ってくれるね?腹に蹴り入れるし…」
「あなたみたいな人、大っ嫌い!!」
「うるせぇ!!」
バシッ!!