私のヒーロー=ヤンキー君☆


俺は声をかけた。

しかし、みんなビクッと体を震わせると恐々と俺を見る。


それでもやっぱり、お前は怖がらねぇのな。


「おい、あんた。」


そう言って指をさすと、その女……武宮 りまは何のためらいもなく、俺の方に向かって歩いて来た。

下から俺を見つめて、首を傾げる。


トクッ…


心臓が、小さく跳ねた。


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