私のヒーロー=ヤンキー君☆


「りま!!」


俺はりまに駆け寄り、縄をほどいた。

「りゅう、がぁ…」

ぽろぽろと、涙を流す。
赤く腫れた頬が、とても痛々しい。
手首は縄で縛られた後がついて、赤くなっている。


「りま…悪い、守りきれなくて…」
「ううん…そんなことないよ!体調悪いのに…助けに来てくれてありがとう。」

小さく震えるりまを、そっと抱き締めた。
すると、りまも抱き締め返してくれた。


「りゅがぁ…」


心臓が、苦しいくらい締め付けられた。


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