私のヒーロー=ヤンキー君☆


「りゅ…」

「俺は…お前が傷つくのが堪えられない。」


苦しそうに、掠れた声で言った。
顔が見えなくて、どんな表情をしてるのかわからない。


「龍雅…」
「りまには……傷ついて、ほしく…ねぇ……」
「龍雅!駄目だよ、無理しないで!!」
「はぁ……りま…」


私の名前を呼ぶと、顔を上げて私を見つめた。
龍雅の手が肩を軽く掴んだと思ったら……



ちゅっ…



「え…」


< 164 / 328 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop