私のヒーロー=ヤンキー君☆


「言えないのなら良い。ただ、君達2人は女の子だろう。怪我には十分気をつけるんだよ?痕が残ったら大変だからね。」

優しく笑って言うと、先生は私達3人を龍雅のいる病室に入れてくれた。

「しかし、彼もすごいねぇ。体力の限界を越えてたのに…大したもんだよ。」
「そんなに無理してたんだ……ありがとう、龍雅…」

すやすやと眠る龍雅。
絆創膏や湿布を顔や腕に貼って、痛そうだった。
胸がきゅうっと締め付けられる。

「……龍雅は、私のヒーローだよ……大好き…」


そっと、龍雅の頬に触れた。


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