私のヒーロー=ヤンキー君☆
「龍雅…?」
「……り…ま?」
だんだんと視点が合う。
まだボーッとする頭。
今の状況に頭がついていかなくて、少しの間目の前で心配そうに俺を見つめるりまを見ていた。
「ここ…?」
「病院だよ。あの後、龍雅気を失って、羽柴くんが運んでくれたんだよ!」
「……あっ…そうだ…」
やっと思い出した。
あの後、俺は気を失ったのか…
「おっ、気いついたか?」
「よく寝てたわね。」
「幸平…菅原…」
「良かったぁ…龍雅ね、2日も寝てたんだよ?だから、心配で……」
りまはそう言って、俺の手を握った。