私のヒーロー=ヤンキー君☆
「……は?」
間抜けな声が、口から出た。
「……覚えてないのが悔しいから、仕返ししたの。ファーストキスだったから…もっとちゃんとしたかったのに……」
赤い顔で俺に言うりまが可愛くて、そう思ってくれてるのが嬉しくて。
「りま。」
名前を呼べば、顔を上げて俺を見るりま。
「好きだ。」
そう言ってりまの両頬を包む。
「……私も…」
どちらからともなく、目を閉じて互いの唇を重ねた。
甘く、柔らかく…
温かく、優しい口づけを………
優しく、可愛い。
愛しい君に………