私のヒーロー=ヤンキー君☆
バンッ!!
「茉智ー!おるかー!?」
羽柴くんが勢いよく屋上の扉を開けてこっちを見た。
「あ、羽柴くん…」
後ろには龍雅の姿があった。
「茉智ちゃん…私、行くから頑張って!」
「えっ、り、りま…」
「茉智…」
「は、羽柴…」
私は龍雅と屋上を後にした。
「あの2人、大丈夫かな…」
「大丈夫だろ…素直になれば。」
「……うん…」
龍雅と階段を降りながら会話をするけど、すぐに沈黙になった。