私のヒーロー=ヤンキー君☆




「おい。」




低く、凛とした声が響いた。


「邪魔だ、どけ。」


「げっ、鳳……」
「…お前、2年のくせに生意気だよな?」


声の主は鳳くんで、3年生は睨みながら鳳くんに喧嘩を売る。


「あ?あんたらが避けりゃ、ぶつからなかっただろうが。それでいて2年の女に手をだすとか……男として小せえんだよ。」


ポケットに両手を入れて立ったまま、気だるそうにそう言った。



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