私のヒーロー=ヤンキー君☆
「……失せろ。あんたら見てると、胸くそ悪いんだよ。」
「なっ…‼︎」
「………失せろよ。」
低く、強く言って3人を睨み付ける鳳くん。
ものすごい気迫で、私の腕を掴んでいた1人もパッと手を離し、後ずさった。
「チッ…あんまり調子に乗ってると後で痛い目見るからな!!」
そう言うと、3人は走って行った。
「あっ……」
急に緊張感が解けたのと安心したのとで体の力が抜けて、バランスを崩して倒れそうになった。