私のヒーロー=ヤンキー君☆
見るからに地味で、あまり目立たなそうな女子やけど、性格も悪そうな感じのする子やった。
「あの…わ、私、羽柴くんのことが好きです!」
目の前のその女子は、俺に告白してきよった。
でも、俺はりまのことが好きやったし、見た目は地味でも遊んでそうな子に興味はなかったから。
「あんた、地味で好まんわ。」
そう言った。
泣くかと思ったが、何ともない顔で、
「でも、クッキーだけは…」
そう言われてクッキーだけは受け取った。
少し言い過ぎたかと思って、きちんと断ったけどな。
「あんな男、本気で好きになるわけないじゃない。」
帰る途中、女子トイレから聞こえてきた笑い声と言葉。
ふざけんなっ……
こんなもん、捨てたるわ!!