私のヒーロー=ヤンキー君☆
気になるアイツ
高校2年になって、クラス替えの紙が掲示された場所にりまと一緒に行く。
「今年も同じクラスがいいね。」
「そうね。りまが一人だと危なっかしいもんね…」
「もう、茉智ちゃん!」
そんな会話をしながら掲示された中から自分の名前を探す。
「あー!!茉智ちゃんと同じクラスだ!!やったー!!」
「ちょっと、りまはしゃぎすぎ!!」
「だって、嬉しいんだもん!!」
「もう…りまったら。」
隣で嬉しそうにはじゃぐりまの頭を撫でる。
ふと、新しいクラスの名前にもう一度視線を戻す。
……羽柴の名前はなかった。
「茉智ちゃん?どうしたの?」 「ううん、何でもない。教室に行こっか!」
「あ、うん…」
りまは不思議そうな顔をしたけど、すぐにいつも通りに戻った。