私のヒーロー=ヤンキー君☆



ガシッ‼︎


「……っぶね…。」

そう小さく言いながら、倒れそうになった私の体を鳳くんが右腕で受け止めてくれた。

しっかりとした、大きくて温かい鳳くんの腕に何だか安心して、さっきまでの恐怖で体が震えた。

「こ……怖かったぁ…」
「……大丈夫か?」
「…ん、ありがと……」


安心したら、涙が出てきた。


ぽろっ、ぽろぽろぽろ…


< 25 / 328 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop