私のヒーロー=ヤンキー君☆


ドカッ!!


「菅原!?」
「ま、茉智ちゃん!!」
「一体何人がかりなわけ?卑怯にも程があるでしょ。男なら正々堂々と拳で勝負しなさいよ!!」

ザッ!

私は空手の構えをして、羽柴の背後に立った。

「茉智、おおきに!!」
「もう…あんたはもっと周り見なさい!!」
「次から次へと……調子に乗りやがって!!」

神崎は私達を睨んだ。

「よっしゃあ!!一気に片付けたるでぇえ!!」
「ちょっと!!大きな問題に発展させないでよ!?」
「……っつぅ…」
「おい、龍大丈夫か!?」
「鳳、今すぐりまのところに行って!!神崎が何するかわかんないから!!」
「……はっ、わかってるって……ここは任せるわ…」
「「任せとけ!!」」

背中を合わせてヤンキー達と向かい合う私と羽柴。
背中に羽柴がいると思うと、何だか安心できた。


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