私のヒーロー=ヤンキー君☆
2日経ってようやく鳳は目を覚ました。
2人になりたいだろうと思って、羽柴と私は病室を出た。
だけど……
「やっぱり、私待ってよう。」
「は?何や、急に…」
「だって、また帰ってる途中にりまの身に何かあったら嫌じゃない。」
「あー、それもそうやなぁ。よし、決めた。俺も待ってる!2人だけでも危ないやろ?」
「羽柴……」
私は病室の前の椅子に座った。
でも、羽柴は座らない。
「どうしたの?羽柴?」
「何や、イチャイチャしとる声がする…」
「はぁ?ちょっ、羽柴!」
羽柴は扉にピタッとくっついて、聞き耳をたて始めた。
「……何や、あの2人は。いきなりイチャイチャしよって…」
「やめなさいよ、羽柴!」