私のヒーロー=ヤンキー君☆
「あー、もう我慢の限界や!!」
と叫ぶと……
ガラッ!!
「起きて早々、何イチャイチャしてんねん!!」
「はぁ!?羽柴、何邪魔してんの!?」
「羽柴くんと茉智ちゃん!?」
「……帰らねぇで覗きか?」
急に病室に入ってきた羽柴と私を鳳が静かに睨む。
「いや、その…何や心配でなぁ、帰るとは言ったものの帰れんでいたらついつい…」
羽柴は苦笑して言った。
「私は、やっぱりりまが心配だったから、待ってて一緒に帰ろうと思って病室の前の椅子に座ってたんだけど…」
私は羽柴を横目で見て溜め息をついた。