私のヒーロー=ヤンキー君☆
あー…
もう、駄目!!
りまに言わないとスッキリしなぁあいぃ!!
「りま…」
「ん?」
「ちょっと一緒に来て!!」
「え…ま、茉智ちゃん!?」
「お!?どこ行くんや!?」
「あんたは知らなくていいの!!」
幸平の言葉に慌てながらに返答すると、りまの腕を引いて私は走り出した。
「ど、どこ行くの!?」
「屋上!!」
そう言って、スピードは緩めずに廊下を走り、階段を駆け上がった。