私のヒーロー=ヤンキー君☆
一瞬、耳を疑った。
茉智が?
俺のことを……好き?
「…ホンマに?」
「うん。」
「嘘と違うか?」
「本当よ。」
「…もう一度、言うて?」
「あー、もう!!だから、幸平のことが好きだって言ったの!!」
夢やない…
茉智は顔を真っ赤にして怒り口調で言って、俯いた。
「………め…」
「何?」
「めっちゃ嬉しいんやけど!!!!」
そう叫んだ後、俺の顔はしばらくの間ずっとニヤけておったと思う。