私のヒーロー=ヤンキー君☆



3人は「覚えてろ。」と言わんばかりに、俺と武宮を振り返りながら逃げて行った。


「あっ…」


武宮が小さく声を出したとほぼ同時に、俺は武宮を見た。


グラッ…


体のバランスを崩して大きく揺れた武宮。


ガシッ‼︎


「……っぶね…。」


倒れるぎりぎりのところで武宮を受け止めた。

驚いた…はじめて武宮の顔に、瞳に恐怖の色が滲んでいた。


< 33 / 328 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop