私のヒーロー=ヤンキー君☆
もっと知りたい。
もっと話したい、触れたい。
声が聞きたい。
あの笑顔を。
俺に向けられた、あの笑顔を。
もう一度見たい……
「……いつから、こんな男になっちまったんだろうな…あの日からか?」
どうしたものか…
この気持ちをどこにぶつければいいのか、どう整理したらいいのか。
その答えの出口が全く見えなくて、溜め息しか漏れない。
「あー…くそっ…」
何だか苦しくなって、屋上への階段へと歩を進めた。