私のヒーロー=ヤンキー君☆
「…武宮、その言葉…」
「…っ…わ、私も鳳くんのことが……好きです…」
鳳くんの暖かい手が、私の頬に触れて、涙を拭った。
「その言葉…信じてもいいんだよな?」
「うん…うん!」
「……だったら、もう泣くな。」
そう言うと、人差し指で額を軽く弾かれた。
「えへへ…」
「……その顔が、見たかった。」
「…ありがとう。」
「……だから、もう泣くなって…」
その不器用な優しさが。
大好きだよって、落ち着いたらちゃんと伝えるね。
私の言葉で。