私のヒーロー=ヤンキー君☆
「おい、鳳。聞いてたか?」
「……一応。」
「なら、この問題を解いて…」
「y-9=6(x-3)より、接線の方程式は『y=6x-9』」
「……正解だ。」
他の連中も呆気にとられたように口を開けて俺を見る。
「まったく……勉強できるんだから、しっかり学校に来い。」
「……あ?」
「…っ…次の問題いくぞー。」
少し反発しただけでこの対応。
別に気にならないが、正直ムカツク。
言いたいことならはっきりと言えばいい。
授業よりも、早くりまに会いたい……
「……会いてぇな…」
君の温もりが恋しい。