私のヒーロー=ヤンキー君☆


「あれ?みんな移動しないの?」

教室のドアの前でクラスの女子が止まってる。


「い、移動したいんだけど…廊下に…」


そう言って、みんなが恐る恐る見て指をさしている先には…


「あっ、鳳くんだ…」


鳳くんが廊下を歩いてこっちに向かってくる。
みんなが端に避けるから、自然に廊下のど真ん中を歩いている。
それが余計に鳳くんの怖いオーラを引き立てていた。

「えっ、何かこっちに向かってくるよ!!」
「ななな何かしたの!?」
「ね、ねぇ…男子、どうにかしてよ!!」
「無理無理無理無理!!だ、誰だよ、何かしたのか?」

みんなザワザワしてると…


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